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30代農業教員の田舎暮らし

古民家で畑耕して暮らしたい。古き良き日本の暮らしが好き。

農業とハーバー・ボッシュ法

 

ここ最近はぐずついた天気で、今日は雨。

畑を見に来ました。

 

北海道では雪解けの後、雨が続くと「春だなぁ」となります。

もう夜に凍りつくこともありませんので安心^^

早く緑がいっぱいになると嬉しいなぁ。

 

 

そんな雨の日は、ぼーっとテレビが好き。

(おチビさんがいるのでゆっくりは見れませんが)

こないだの昼間に、偶然見たBSが興味深かったです。

 

ナチス 科学者たちの罪と罰

科学者たちと戦争との結びつきを、ナチスとの関わりから見た番組。

高校の化学の授業で聞いたことのある名前が出てきました。

''フリッツ・ハーバー"

「あ、ハーバーボッシュ法の人だ」とすぐ思い出しました。

空気中の窒素からアンモニアを合成するハーバーボッシュ法、現代の農業にも欠かせない窒素肥料を作る技術です。

私もそのことしか知りませんでしたが、この番組でなぜ名前が上がるのか興味があり、気づいたら前のめりで観ていました。

実はフリッツ・ハーバーは「化学兵器の父」とも呼ばれているそうです。

彼は愛国心が強く「毒ガスを使ってでも戦争を早く終わらせることが、多くの命を救うことになる」と考え第一次大戦で軍に協力、毒ガスの開発に尽力したそうです。

そんな裏の話があったとは…知りませんでした。

 

そしてさらに衝撃を受けた話が。

フリッツの妻クララは当時にしては珍しく化学の博士号を持つ教養のある女性でした。

彼女は夫フリッツの研究に強く反対していましたが、毒ガスの研究を止める気のない夫に絶望し、自殺する事で抗議したそうです。

なんと芯のある女性なんだろうと心打たれました。

皆さんはこの話、ご存知でしたか?

学校で習ったことを、社会に出てからさらに深く知ることができると知的好奇心が満たされます。

生徒にもそんな体験をさせてあげれるように授業を作っていきたいと改めて思いました。

 

 

 

最後にひとこと…

ナレーションの吉川晃司が最高…!!!

(゜゜;)☆\(--;)スパーン